不調期はどうする?
麻雀をやっていると誰しもにやってくる「不調の波」。
これは抜け出そうと思っても簡単に抜け出せる代物ではない。
フリーやセットではお金が、天鳳ではポイントが一瞬のうちに溶けていく。
そうすると、段々弱気になってきてあがれる手をアガリ逃したり、しなくてもいい放銃をしてしまったりする。
この悪循環が麻雀には存在する。
これは本当に辛い。
特に自分より下手だと思っているヤツがついていたりするとどうしようもない劣等感を抱いたりすることなどもあるだろう。
麻雀だしそういうこともあると達観できればいいのだが、そうもいかないのだ。
ではこの不調時はどうすればいいのか。
①打たない
簡単である。打たなければいい(笑)
麻雀からしばらく離れてみると「あれ、なんで俺はこんな熱くなってたのか…?」と頭を冷やす事ができるので効果覿面である。
麻雀のことばかり考えているからどうしても熱くなるのだ。
この理不尽なゲームと付き合うには、たまには息抜きも必要なのだ。
この打たない間も麻雀が忘れられない!という人は戦術本や対局動画等を見ることをオススメする。
自分の引き出しが増えたり、感覚を微調整できたりするので、不調を抜け出すきっかけになったりする。
②勉強する気持ちで
不調が続くときは勝とうという気持ちは余計逆効果で、勝とうと思えば思うほど勝ちが遠ざかっていく。
勝とうとおもわず、麻雀が強くなるために勉強するぞ!という姿勢を持つと以外と楽になれる。
相手の切り順や間などを見て、相手の手牌が開けられたときに「ああ、こういう手順で打ったのか」など考えると麻雀の実力は上がるし、開けられた手牌に不快感を覚えることもないだろう。
自分の手牌を見るにしても「牌理的にこっちを切るべきだったか…」とか「打点意識が足りなかったな…」など、反省することによって自分の手牌を客観的に見ることができ、「なんやこのクソツモは!」などと思わなくて済む。
麻雀で熱くなる人は勉強する姿勢が足りない。
ゲームなのだから、「強くなるために引き出しを増やす材料を見つけにいこう」くらいの気持ちが大切だ。
今回は不調時の考え方について書いた。
麻雀は理不尽なゲームであるのは変えようのない事実だ。
その前提を持って、自分なりにどうやって気持ちを調整できるかは技術面より大切になってくるかもしれない。
何事も一歩引いた目線で。
ツモ重視
麻雀で出アガリ期待のリーチを良く使う打ち手がいるが、そういう打ち手で勝っているような人を見たことがない。
麻雀は個人的な考えだが、ツモ重視で打った方が良い。
ツモの1翻はバカにならないし、対戦相手全員に対して点差をつけることができるためトップがとりやすい。
ではツモ重視の打ち方とはどういうものか。
基本的には、好形を重視してリーチを打っていく。
無理な手役を追わず、形を重視してリーチを打つ。
前にも紹介したが、飯田正人プロが正にそんな感じだった。
飯田プロを知らない人は動画サイトで検索して対局動画を見るといいでしょう。
俺は麻雀プロからはあまり影響を受けていないと言ったが、飯田プロから学んだところは色々あったと思う。
とにかく実践的で、勝てる麻雀を打っていた人だと思う。
その根本がツモ重視。
引ける待ちでリーチを打つことの大切さを教えてくれる。
出る待ちとか、そういうのはあまり考えない。
フリー雀荘で勝つにはこのツモ重視の考え方は大切だ。
祝儀はツモったら全員から回収できるため、ツモりにいくのが強い。
フリーで勝てない人は考え方をツモ重視にするだけで勝てるようになれるかもしれない。
是非お試しあれ。
バランス感覚
押すと引くのバランス
打点と速度のバランス
麻雀はこのバランス感覚が大切だ。
麻雀を長時間やっているとベタオリしすぎて本当は押さなければいけなかったところで降りてしまったり、ゼンツするのが気持ちよくなって引くべきところで降りれなかったりすることはないだろうか。
こういったときは大体負ける。
そして負けが込むとバランス感覚が崩壊し、自分の麻雀が打てなくなる。
調子の良いときは自分の麻雀ができているはずだ。
調子の悪いときにいかに凌げるか。
差が出るのはここである。
では調子が悪いときはどう打てばいいか。
とにかく理を大切にする。
これに尽きる。
自分の調子が悪いときは精神的に参っていたりしていることが大半であり、感覚で押し引きや仕掛けの判断をすると損な選択をしていることが多い。
こういうときは一歩引いた目線で本当にその選択は正しいのか俯瞰してみる。
フッ、と深呼吸し、回りを見渡す。
すると自分の判断がいかに感情的であり、雑であるか分かるだろう。
麻雀は自分の打牌を淡々とやる打ち手が強い。
麻雀で勝つためには常に冷静でいること。
負けを取り戻そうとか、今日は絶対勝つ!とか思わない事だ。
精神的にぶれない打牌。
自分の麻雀のバランスが崩れていないか、特に負けている人は思い返してみると良いだろう。
素直に、柔軟に
麻雀をやっている以上、自分の流儀みたいなものは人それぞれあるだろう。
俺は基本は面前にこだわり、攻める麻雀が強いと信じている。
自分の信念が固まっていてその上勝っている者はその打ち方は変えない方が良い。
絶対的な自信はそれだけで強さである。
だが、絶対的な自信を持っている打ち手などそうそういないだろう。
俺もそうだ。常に自分の打牌は正しいのか疑ってみる。
たまに、打ち手のなかに「俺は絶対にこう打つ」とか、「流石にこれはこうだろ」とか言って話を聞かない打ち手がいる。
麻雀に絶対など存在しない。
存在しているようで存在しないのだ。
あらゆる打ち手がおり、あらゆる意見がある。
麻雀はその意見を多く持っており、使える者が強い。
人の意見を素直に受け入れない打ち手はいつまでたっても引き出しが少なく、成長が無い。
もちろん納得がいかない意見を無理して自分の引き出しにする必要は無いが、一応聞いてはみる。
聞いてみて、自分が間違っていたのか…?
と思うこともあるはずだ。
それが例え格下の意見であってもだ。
そのときいかに自分のプライドをスパッと捨てれるか。
受け入れられないような、自分のフィールドに属さないような意見もあるかとは思う。
(俺だったら、クソ仕掛けとかクソリーチ)
でも、それも意見の一つとしてスッと受け入れる事ができればいざとなったときにその引き出しが出てくるかもしれない。
知識は得るものだ。
本でもいい、人から聞いたことでもいい。
麻雀は知識量を増やすことは実力に直結する。
その知識を得ることが自分の経験から得られ、相応の成績を残している打ち手は本など読む必要はないだろう。
だが早く麻雀が強くなりたい者は人の意見を素直に聞くべき。
何も聞いてから打ち方をガラッと変える必要は無い。
大切なのは柔軟に受け入れること。
こういう考え方もあるのかー、よし、ちょっと試してみるか
くらいな感じでいいと思う。
麻雀で伸び悩んでいる人。
下らないプライドを持っていませんか?
あなたのプライドはそんなに崇高なもんですか?
麻雀が強くなりたい、と思うなら素直に。
謙虚に。でも、自分を失わないように。
自戒も込めて書きました。
特上入りと面前の強さ
またリスタートした天鳳で特上入りした。
Rも2000超えたりとまあいつも通り絶不調も引かずにすんなり特上まで上がれた。
特上だからと鳴き急ぐことはするつもりはない。
俺は俺の麻雀を貫く。
基本は特東で打とうかと思っている。
仕掛けを多用する打ち手が多い中、自分の面前重視の麻雀がどれくらい通用するか試してみたいからだ。
何でも仕掛けない訳ではない。
仕掛けが得だと思う仕掛けは当然のように仕掛ける。
だが、判断に迷ったら基本は仕掛けないことにしている。
仕掛けは面前と違ってその後の対応が難しくなりがちである。
難しく、ブレが大きくなる仕掛けは特に押し引きが難しくなるケースが多く、同じような局面であっても違う打牌をしてしまいがちだ。
そんなブレた麻雀を打つくらいなら仕掛けない方が安定すると考えている。
大体、副露率と成績はそんなに関係無い。
仕掛けるべき手でしっかり仕掛けていたら副露率が250を切っても勝てると思う。
麻雀の基本は面前。
面前には計り知れないメリットが多く存在する。
鳴き急いで負ける人は一回面前重視の麻雀をしてみてはいかがだろうか。
面前のメリットを理解すると、麻雀の強みが増すと思う。
トップ率や放銃率で悩んでいる人は是非。
このまますんなり鳳凰入りするつもりだ。
押し引き編 part3 終盤
こんばんは!
さて押し引き編も最終回、今回は終盤の押し引きについて自分の考えを解説します。
まず、終盤の定義ですが、基本的には12巡目からハイテイまでと考えます。
で、この終盤では一体何が大切かといいますと、対応力です。
終盤のリーチや仕掛けに対してはかなりシビアに対応すべきです。
なぜなら、この終盤というのは自分の和了率は低下しているからです。
ツモ回数が少ないというのが主な理由ですが、終盤は他家も聴牌していないとなかなか押してこないため、あたり牌も止められる可能性が高まっているからです。
例えば、自分がタンヤオドラ3の場況的にそんなに良くないカン5pでテンパっていたとして、相手の1人があからさまに聴牌のホンイツ仕掛けにその色の牌を持ってきたとします。序盤、中盤なら押す場合がありますが、終盤ならほとんどのケースで降りです。
両面聴牌でも押さないほうがいいかと思います。
先ほども述べたように、終盤というのは和了率は非常に低いのです。
そこで自分が聴牌だからと危険牌を切っていると、このブログでは何回も言っている無駄な放銃になりやすいです。
確かに、自分の高い手を崩すのは勇気がいると思いますが、そこをぐっと我慢しましょう。
勝負手というのはアガリの公算があり、見返りのある手です。
あがれる公算が低い終盤は素直に降りる気持ちを持ちましょう。
もちろん、あがれそうな待ちならば押す価値はあります。
特に最終盤あたりというのは聴牌料欲しさに多少の牌は押してくる人は結構多いです。
場況的に出アガリが期待できる待ちならば、多少押しても問題ないケースが多いです。
自分が聴牌しているということも、聴牌料の観点から重要かと思います。
もちろん、ド危険牌を持ってきたら素直にオリでいいでしょう。
それから、終盤ではヤミテンのケアもきちんとしましょう。
リーチや仕掛けに対して無筋を切っている相手がいるならば、高確率でヤミテンで聴牌しているので、現物待ちに注意しつつ、自分の手牌の評価も1段階下げるようにしましょう。
中盤まではリーチや仕掛けに対応するのが基本ですが、終盤は+αでヤミテン警戒です。
意識してみていると聴牌気配はわかることが多いので、他家は気を付けてみておきましょう。
さて、押し引き編はこれにて終了いたします!
序盤、中盤、終盤の対応に磨きをかけつつ、総合的に押し引き出来るように頑張ってください!
ではでは~
ひよりと受け
俺が麻雀で一番やってはダメなことと考えるもの
それはひよること。
ひよるのはタダの逃げ、恐怖から逃れようとするその場しのぎの重みの無い打牌。
麻雀は押さないと勝てない。
勝ってる人は勝負どころは必ず押す。
その半荘を決める事ができる決定打でひよっていては負けることは必然である。
降りたからといって点数が減らない訳ではない。
ツモられても、点数は減るのだ。
降りた時点で得られる点数はゼロ、もしくはマイナスなのだ。
勝負どころで勝負に行かない奴などタダの雑魚キャラである。
麻雀やってる以上自分が主人公なのだ。
下らん言い訳をゴタゴタ並べてひよることは理詰めで考えているのではなく、単に楽したいだけである。
降りるのは楽だからね。
俺の麻雀も以前はそうだった。
勝負することの恐怖から逃げたくて、その1牌が押せない。
でもそんな弱気では勝てない。
勝負手で放銃してもしょうがないと考えよう。
放銃は悪いことではない。大体そんな勝負手が入ってるなら状態はいいはず。
いずれ点数など戻ってくる。
状態を落とさないように打ってもいいやくらいの感じでいよう。
ダメなのは何回も言うようにムダな放銃。
ムダな放銃というのは、俺の中での定義はあがれない絵で振り込むこと。
麻雀で勝っていく上で大事なのは、この手があがれるかという感覚を磨くことだ。
すなわち、最終和了率。
この感覚は非常に重要。
あがれる見込みがあって、リターンもある手を勝負手と呼ぶのだ。
ただ点数が高いとか、テンパってるからとか、そんなのはアガリを見込めているとは言えない。
また、いくらいきたいなぁと思ってる手でも極端に言うと100%当たる牌を掴んだ時点でその手は死に手なのだ。
その時点で自分の和了率は0%
麻雀はあがれないと意味がない。
テンパイだからと言って押すのは負け組がやること。
最終的なアガリまで見込むのが強者。
そしてあがれない絵はどんなに美しかろうが、格好良かろうが、降りるのだ。
これが受け。ひよりでは無い。
受けの時の心持ちは弱気ではない。
麻雀は一時たりとも弱気を見せてはいけない。
受けるときも強気でいかなければいけない。
例えば…
確かにこの手はあがれればデカイけど相手に振り込む方が先だ。これを押すのはタダの自己中だろ、俺はそんな人間になりたくねぇよ!
みたいな感じ。
これが受け。
難しいのは何回も言うが、ひよらない事(押す)と、受ける事を同じ人間がこなすということ。
そしてこれをやる強い精神力。
こればかりは経験を積む以外に方法はない。
最終和了率とか、ヤバそうな牌とかも感覚なのだから経験が大事。
この精神力や感覚は打って打って磨く(経験していく)しかない。
それもただ平坦に打つ訳でなく、局面を把握し、選択に対しての結果を見てそれを覚えておき、その似たような局面に出会ったとき良い結果が出るように選択できるか。
麻雀は理論を突き詰めるのが第一歩だが、ある程度打ててくるようになったら自分なりの感覚を磨くことが大切。
今回のひよりと受けというテーマからは大分逸れたけど言いたかったのは自分の感性を大切に。