大転換
前回の続き
サークルに入ってからというもの俺はトップ取りの麻雀をひたすら模索していた。
トップをとるためには、やはりある程度攻めに重点を置かなければならない。
天鳳のラス回避のためだけに麻雀を打っていた俺の麻雀の方針は当時はこんなものだった。
・放銃は重罪。麻雀は振り込まない事が最優先。特に親リーにはシャンテンからは勝負手であってもベタオリ。
・手組は打点より速度。先制して相手の手を潰すのは必ず守備に繋がる。
・点数状況は東場から。南場に入ってからでは遅すぎる。
ざっとこんな感じである。
まぁ、今思うとこまい麻雀を打っていたなと思うが、当時はこれが最適戦術だと信じて疑わなかった。
そしてリアル麻雀で負けを経験し、自分のスタイルの欠陥を感じたときに俺はとっさに、短絡的に思いついた。
天鳳で攻め重視の打ち手を真似すればいいんじゃないか?
当時の天鳳位で攻め派の打ち手で有名だったのはやはり「独歩」さんだった。
独歩さんの牌譜は本当に新鮮だった。
リーチがかかっても簡単には降りない姿勢、点棒をもっても自分のチャンス手ではちゃんとリスクを追い、加点する姿勢、かといってムダな放銃は絶対にしないメリハリの効いた麻雀を打っていた。
これが俺の攻撃型への転向の始まりだった。
天鳳で勝っている人で攻撃型の人は結構いる。
有名どころだと、罪歌こと木原浩一プロ、就活生さん、tatsu702さんなど放銃率の高い打ち手の牌譜はひたすら研究した。
俺の麻雀は次第に変化していき、以前の麻雀より大胆に、メリハリがある麻雀ができるようになったのが実感できた。
トップ率の低い人はこの人たちの麻雀を参考にしてみると良い。
とくにリスクばかりを気にしておりてばかりの人には特効薬になるだろう。
そんな俺の麻雀変遷期に俺の考え方を一変させる二人の天鳳プレイヤーの存在を知った…。
続く!
契機
前回の続きです。
大学に入って麻雀サークルに入会した俺はそもそも全自動卓に触れたこともほとんどなく、リアル麻雀なんて手積みでしかしたことがなかったので、まずはその機能美に感動を覚えた。
だが、その感動に浸っている間などなく、すぐに対局が始まった。
流石に麻雀サークルだけあって、先輩達は打ち慣れている感じだった。
打牌速度も速く、緊張もあってか、ついていくのがやっとだった。手に汗が滲むのが分かった。頭がクラクラし、鼓動が速くなる。
その時の結果は…全く覚えてないw
本当に緊張していた。だが、その緊張すら心地よく思えた。
当時麻雀が強そうと思っていた先輩から「筋がいいね」と言われたときは素直に嬉しかった。
そのあと、セットに誘われた。
最初は先輩達に太刀打ちできず、大負けした。
負け額以上に今まで勝ってきたというプライドが打ちのめされ、悔しかった。
だが、これが自分のスタイルを思い直すいいきっかけになった。
天鳳とリアルを両立して打っている人ならわかると思うが、リアル麻雀、特にフリールールと天鳳とでは大きくルールが異なっており、戦略も大分変わってくる。
1つめに、リアルでは連対率が非常に重要だということ。
2つめに、順位も大事だが、素点や祝儀を稼ぐ事も重要であること。
天鳳では完全着順制で素点はほとんど関係ないのと、3着とラスの差が異常に大きいため、ラスを回避することに重点を置かなければいけない事だ。
リアルだと、3着とラスの差はそこまで大きくなく、3着と2着の差は結構でかい。
2着とトップでは雲泥の差があるほどだ。
例えば25000持ち30000返しのウマがワンツーだとするなら、
ラスと3着の差はウマの10000点+素点だが、2着と3着の差はウマだけで20000点もの差がつくのだ。
2着とトップの差だと、ウマ+オカの分、実に30000点もの差がつく。
これは今までやってきた俺の速攻堅守麻雀ではジリ貧になることを示している。
そうは言っても、今までのスタイルを崩すのはとても勇気がいることだ。
だがどうしてもトップと素点を取れる麻雀にシフトしたかった。
そこで俺はとっさに思いついたのだった…。
続く!
過去の栄光
俺は今メンバーをしていて天鳳は暇のあるときするくらいだが、メンバーになる前は天鳳を鬼打ちしていた。
月に200半荘くらいは打ってた。
それも高校生の頃からだったので、もう天鳳しかしていない感じだった。
その頃に押し引きの基礎は勉強したし、鳴き判断やリーチ判断もそこそこ培えたと思う。
麻雀が一番成長した時期も実際高校生の頃だし、そこからは試行錯誤の繰り返しだった。
大学に進学し、サークル活動やフリーで打ったりして天鳳で打ってた頃の打ち方を次第に変化させ、(180°くらい変わったかねw)今のスタイルが出来てきた。
簡単に言うと、天鳳を打っていた頃は速攻堅守の麻雀を打っていた。
2代目天鳳位の(≧∇≦)の打ち方を一番参考にしたかな。
とにかく愚形だろうが先制したら即リー、くそ鳴きケーテンも厭わず、逆に先制攻撃相手には徹底したベタオリ。
それで最終的に6段までは昇りつめることができた。
特東の成績で月間トップを取ったりと自分でも納得できる成績を出せていたように思う。
そして俺は秘かに思っていた。
もしかして俺は高校生最強雀士なのではないか!?
そして大学に入りそのくそほど下らないプライドを引っ提げてリアル麻雀を打ち込むことになる。。
続きはまた気が向いたら書きまーす。
ではでは(^-^)/
強い人って?
前回の記事はなぜか丁寧語で書いてしまった笑
先生にでもなったつもりの自分が恥ずかしいねぇ…。
てことでいつものに戻るよー。
〜語りタイム〜
麻雀が強い人に共通しているものって考えたことがあるだろうか。
俺はそれについて結構考えたんだけど、深いとこまでは分からなかった。
強い人を観察し、考えた結果やはり自分の麻雀に確固たる自信を持ちつつも局面を把握し、なおかつしっかり反省することができる人だということは分かった。
麻雀が強い人は結構反省する。
しかも、その強い人同士の反省会を聞いていると圧倒される。
事細かに局面を覚えている。
自分の牌姿、他家の捨て牌、点数状況etc.
それをもとに反省、考えたことを飲みの席などで話すのだ。
俺はそこまで局面をキチンと覚えきれない。
印象に残ったアガリや振り込みは覚えるが、強い人達に比べると鮮明に覚えてはいない。
ああいうのはトレーニングなのか、才能なのかよく分からない。
やはり強い人ほど色々考えているという事なのだろうか。
考えているからこそ局面を覚えられるみたいな。
まだ俺は深く麻雀を考えることができていないのかもしれない。
俺の究極のコピー麻雀を目指す上でそういった盤面把握能力は必要不可欠だ。
この能力は時間をかけて必ずや身につける。
さあ今日も麻雀を打とう。
天鳳で解説はじめます。part1~感覚~
さて、意味不明な自分が語りも飽き飽きしてきたので天鳳の実践譜を使って解説していきまーす。
まずは感覚編!
自分は麻雀においてどんなフィールドでも自分の感覚は大事にしてます。
確率論が流行している昨今ですが、麻雀において対戦中に確率計算などできるわけもないので、確率論は参考程度に自分の感覚で打ってるところが多いです。
その感覚は、まあ他人のコピーなんですけどね(しつこい)
では実践譜↓
僕の目からは新ドラの發が見えてない状況です。
自分の手はタンピン三色のシャンテンですが、索子の両面受けの6sが4枚見えの状況です。
前順の6mは上家の仕掛けにかなりキツイ牌ですが、押しました。
南をツモ切るときに3秒程度の少考が入ったからです。
聴牌なら迷わずツモ切る牌ですよね。
前順に9mの対子落としがはいっているので、単騎選択でもありません。
つまり、上家はまだテンパっていないと読んだのです。
そして問題の8mが出ました。
さて、皆さんは鳴きますか?
僕はこれはもう鉄ポンですね。
なぜなら鳴かないとあがれないからです。
以前の記事で、僕の麻雀における手組の優先順位は
和了>打点>速度と書きました。
最も大事なのは和了。すなわち、あがりです。
この手牌は鳴いた時と鳴かなかったときの打点差は相当あるとは思うのですが、すでに6sが枯れており、フォローの4s、8mは鳴かないと巡目的にも上がれなさそうです。
手牌に惚れて、上がりを逃す事ほど麻雀において損な選択はありません。
ちなみに、36sがほとんど見えていない状況なら、僕は絶対に鳴きません。
なぜなら普通に面前でテンパりそうだし、鳴いたときと面前の打点差が大きいからです。
これは速度と打点の兼ね合いで僕の優先順位は打点なので、特にこの牌譜の状況ではカンも入っているのでリーチに踏み切ってMAX4000/8000を狙っていくのが良いかと思います。
本譜は下家から7mが出て3900のあがりとなりました。
どうでしょうか。
僕の麻雀での打牌感覚を少しでも理解してもらえたら嬉しいです。
まだ語りたりぬ。
まだ語り足りねぇ!!
てことでまだまだ麻雀について語っていきますよ〜。
俺は自分が上手いと思った打ち手から良いところを盗むことは多い。
そうやって技術や考え方を身につけ、自分で打ってモノにするのが上達の上で一番早いと思っている。
では、下手な打ち手は見ない方がいいのか?
断言する。
確実にそれは大損であると。
なぜか。
それは、こいつのような打牌は絶対にしないと心に刻む事ができるからだ。
麻雀などのギャンブルの世界において2・6・2の法則なるものがどうやらあるらしい。(よく調べてないけどねw)
簡単に言うと、勝ち組2、負けないかちょい負けくらいが6、負け組が2
とまあこんな構図だ。
俺の体感では、勝ち組など1割にも満たないんじゃねーかと思うけどね笑
何が言いたいかといえば、 麻雀はほとんどのヤツが負けているということだ。
つまり、下手な打ち手がゴロゴロいるというわけでそれを反面教師にしないのは損だというわけ。
かくいう俺も麻雀で勝ってるかというとそんなことはない。
対人収支で勝っても、場代で勝つなど月トータルでは厳しい。
だが、メンバーで後ろ見してて俺より下手だと思うやつなどわんさかいる。
そのありがたい方々を反面教師にしてしまおう。
強者の打牌を見ることも勿論大事だけど、たまには弱者に目を向けよう。
それは自分の弱さを映す鏡でもあるかもしれないのだから。
随分性格悪い文章書いちまったな。。
ブログを始めて
前回の記事を読みなおして思ったんだけど、超絶厨二くせぇ記事だな。。
まあ、そんなことは気にせずに次だ、次!
なんかブログ始めたてって、無性になんか書きたくなるよね笑
前回の記事で書いたように俺の目指す麻雀は究極のコピー麻雀(笑)と言った。
だが、俺はメンバーもしてることもあり、そこそこ決め事も多い。
基本的に意識してるのは
・和了>打点>速度
・特に東場は超が付くほどの打点意識
・安くて遠い、リターンの見合わないと判断した仕
掛けはしない。
・ぬるい、無駄な放銃は避ける。
ぐらいだろうか。
意識としてはこんなもんだ。
これ以外は逆に全て場況で判断する。
俺にとっての場況は点数状況はもちろん、流れも重視する。
相手の心理状況やツモの流れを見て(感じて)、点数状況的に見合わない選択もする。
これはメンバーになって麻雀を教わった人からの言葉だ。
「点数状況だけ見れてもダメだ。麻雀はツキ状態、相手の心理、卓の空気を感じ、予測を立てて打て。」
麻雀は損得で判断することが最優先だと思うが、場合によっては目に見えないもので判断しなければならないと思う。
例えば、自分の点数が南3局で5000点持ちのラス目で3着目が20000点持った点数状況で俺はほぼオリ気味に打ちながら、ハネマン、バイマンクラスの手を目指す。
なぜならそんな流れにした自分に手なりの都合のいい手など入らないし、運よくマンガンツモって、次局に1000/2000以上の手が入るなどといった展開はツキ状態から見てあり得ないと思うからだ。
それならいっそ流れに逆らわず、ムダな失点は避けつつ、色寄せしたり、端寄せ、縦寄せしたりしてラッキーな大物手を作った方が勝てると思うからだ。
俺は長年ネット麻雀をしてきたこともあり、牌理や押し引きは合理的判断をすることの方が多いが、重視しているのはどちらかといえば近年否定されがちな第六感的判断である。
俺の麻雀はデジタルとオカルトのハイブリッドということである。
思わず長く語ってしまった。。
駄文失礼しましたm(__)m